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食物経口負荷試験

食物経口負荷試験の目的

 食物経口負荷試験とは、アレルゲンと診断された食品、もしくはアレルゲンと考えられる食品を少しずつ院内で実際に食べていただく検査です。少しずつ30分以上あけて4段階程度食べていただき、食べ終わった後2時間ほど院内で安静にして経過をみさせていただきますので、朝おいでいただいてお昼過ぎまで院内にいていただくことになります。 また、ある程度少し食べているけれども、通常量(日常的に食べる量)で大丈夫かどうか等の判断のためや、ごく少量を1回だけ摂取するなどの単回負荷(1回院内でたべてみる)も行っております。少しでも「安全に食べられるものは食べていく」という目標に向かって、その患者さんに応じてご相談しながらすすめます。

アレルギー症状が、食べ物が原因で起こったと考えられる場合、症状が強く、明らかであれば経口負荷試験は行いませんが、原因と考えられるがはっきりしない場合や、血液検査で陽性にでていても実際には食べられる場合もあるため(血液検査のみで食物アレルギーの診断はできません)、実際に摂取して症状が明らかにでるかどうか(その食品がアレルゲンかどうか)確認する必要があります。

また、乳児期に食べ物摂取が原因でアレルギー症状がでていたお子さんでも、成長にともなって食べられるようになっていく場合が多いですので、不必要な除去食を続けないためにも、以下の目的で食物経口負荷試験を行うことが大切です。

  • 食物アレルギーの確定診断
  • 安全に食べることができる量の確認
  • 耐性獲得(食べられなかったものがたべられるようになっているか)の確認

検査を行うにあたっては、症状がでる危険性があるため、事前に検査内容の説明をさせていただきますので、ご理解いただき、よく打ち合わせをして同意をいただいた上で、安全を十分に確保しながら検査を行わせていただきます。

そのため、初めて当院を受診していただいた日には負荷試験はできませんので、ご了承ください。

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